"When you hear music, after it's over it's gone in the air. You can never capture it again."
―あまりにも有名なエリック・ドルフィーの言葉からはじめました。本日6月29日は、僕が敬愛してやまない不世出のジャズ・サックス奏者エリック・ドルフィーの命日、そしてまたこの夭折の鬼才の生誕80周年にも当たるということでこのエントリーを立てました。

エリック・ドルフィー・アット・ザ・ファイブ・スポットVol.1+1
エリック・ドルフィー(as, bcl, fl), ブッカー・リトル(tp), マル・ウォルドロン(p), リチャード・デイビス(b), エド・ブラックウェル(dr)
エリック・ドルフィー・アット・ザ・ファイブ・スポットVol.1+1 HMVで買う
まずはエリック・ドルフィーの代表盤。そしてまた僕が初めて聴いたドルフィーのCDもこれでした。いやもうそのときの衝撃といったら。一曲目"Fire Waltz"。ドルフィーのソロに入って最初の1コーラスで、、、―あっという間にノックアウト。その衝撃を引きずったまま今日まで来て、こんな記事も書いているわけなのですが、ドルフィーというか、「前衛ジャズ」を聴いたのもこれが初めてだったのかな、音楽にはこんな表現もあるのかと、真底目を見開かされたものです。そして、例えばアルバート・アイラーあたりだと「上手いのか下手なのか」も分からずに聴いているところがあるのですが、ドルフィーは間違いなく上手い(笑) それもめちゃくちゃ上手い。これほどアルトを吹ききっているのは、彼自身影響を受けたチャーリー・パーカー以来か。また、さっき「前衛」と書いたけど、エリック・ドルフィーは完全なフリーではなく、テーマのコード進行に基づいて即興、というハード・バップのフォーマットに従っているし、次々に突拍子もないフレーズが飛び出してきて思わず吹き出してしまうようなところもあるけど調性の枠内に収まっているということで(ドルフィーはクラシックの教育も受けていたそうです)そんなところもカッコイイと思ったものです。
このライヴ盤は、こちらも早世の天才トランペット奏者、ブッカー・リトルとの共演も魅力です。
その他、親交の深かった大ベース奏者チャールズ・ミンガスとの共演盤。

ミンガス・プレゼンツ・ミンガス
チャールズ・ミンガス(b), ダニー・リッチモンド(dr), エリック・ドルフィー(as,bcl,fl), テッド・カーソン(tp)
ミンガス・プレゼンツ・ミンガス HMVで買う
ドルフィー・ミーツ・新主流派といった感じのこれも

アウト・トゥ・ランチ
エリック・ドルフィー(as,bcl,fl), フレディ・ハバード(tp), ボビー・ハッチャーソン(vib), リチャード・デイヴィス(b), トニー・ウィリアムス(dr)
ハマっているかどうかはともかく。で傑出した才能が集まりすぎてガチャついている感じも #しかしトニー・ウィリアムスはほんと上手いし新しいなー。
HMVにアナログ盤があったのでリンク張っておきます。
[LP] Out To Lunch HMVで買う
そしてドルフィー最後の録音となったこれ。

ラスト・デイト(紙ジャケット仕様)
エリック・ドルフィー(as,bcl,fl), ミッシャ・メルゲンベルグ(p), ジャック・ショールス(b), ハン・ベニンク(dr)

ラスト・デイト HMVで買う
この27日後に死ぬとは夢にも思っていない本人が、「ラスト」と意識して録音したレコードでは当然ありません。1964年6月29日、糖尿病の悪化により36歳でベルリンにて客死。ジャズ・マンは早死が多いけど、彼は「クリーン」だったはずで、この早世はあまりにも惜しい。この後のドルフィーに、いったいどんな音楽がありえたんだろう...
バスクラによるモンク・チューン"Epistrophy"はやはりハマリ(モンクとの共演が一度でも実現していれば…)
そしてフルートによる、11分にわたる"You Don't Know What Love Is"の「絶唱」に涙。
冒頭の「音楽は終わってしまえば空中に消えてしまい、二度と捕まえることはできない」という言葉は、このCDの最後にドルフィーの肉声で収録されています。
ドルフィーの映像も残っているので、その紹介は次の機会にやりたいと思います。
―あまりにも有名なエリック・ドルフィーの言葉からはじめました。本日6月29日は、僕が敬愛してやまない不世出のジャズ・サックス奏者エリック・ドルフィーの命日、そしてまたこの夭折の鬼才の生誕80周年にも当たるということでこのエントリーを立てました。

エリック・ドルフィー・アット・ザ・ファイブ・スポットVol.1+1
エリック・ドルフィー(as, bcl, fl), ブッカー・リトル(tp), マル・ウォルドロン(p), リチャード・デイビス(b), エド・ブラックウェル(dr)
エリック・ドルフィー・アット・ザ・ファイブ・スポットVol.1+1 HMVで買う
まずはエリック・ドルフィーの代表盤。そしてまた僕が初めて聴いたドルフィーのCDもこれでした。いやもうそのときの衝撃といったら。一曲目"Fire Waltz"。ドルフィーのソロに入って最初の1コーラスで、、、―あっという間にノックアウト。その衝撃を引きずったまま今日まで来て、こんな記事も書いているわけなのですが、ドルフィーというか、「前衛ジャズ」を聴いたのもこれが初めてだったのかな、音楽にはこんな表現もあるのかと、真底目を見開かされたものです。そして、例えばアルバート・アイラーあたりだと「上手いのか下手なのか」も分からずに聴いているところがあるのですが、ドルフィーは間違いなく上手い(笑) それもめちゃくちゃ上手い。これほどアルトを吹ききっているのは、彼自身影響を受けたチャーリー・パーカー以来か。また、さっき「前衛」と書いたけど、エリック・ドルフィーは完全なフリーではなく、テーマのコード進行に基づいて即興、というハード・バップのフォーマットに従っているし、次々に突拍子もないフレーズが飛び出してきて思わず吹き出してしまうようなところもあるけど調性の枠内に収まっているということで(ドルフィーはクラシックの教育も受けていたそうです)そんなところもカッコイイと思ったものです。
このライヴ盤は、こちらも早世の天才トランペット奏者、ブッカー・リトルとの共演も魅力です。
その他、親交の深かった大ベース奏者チャールズ・ミンガスとの共演盤。

ミンガス・プレゼンツ・ミンガス
チャールズ・ミンガス(b), ダニー・リッチモンド(dr), エリック・ドルフィー(as,bcl,fl), テッド・カーソン(tp)
ミンガス・プレゼンツ・ミンガス HMVで買う
ドルフィー・ミーツ・新主流派といった感じのこれも

アウト・トゥ・ランチ
エリック・ドルフィー(as,bcl,fl), フレディ・ハバード(tp), ボビー・ハッチャーソン(vib), リチャード・デイヴィス(b), トニー・ウィリアムス(dr)
ハマっているかどうかはともかく。で傑出した才能が集まりすぎてガチャついている感じも #しかしトニー・ウィリアムスはほんと上手いし新しいなー。
HMVにアナログ盤があったのでリンク張っておきます。
[LP] Out To Lunch HMVで買う
そしてドルフィー最後の録音となったこれ。

ラスト・デイト(紙ジャケット仕様)
エリック・ドルフィー(as,bcl,fl), ミッシャ・メルゲンベルグ(p), ジャック・ショールス(b), ハン・ベニンク(dr)

ラスト・デイト HMVで買う
この27日後に死ぬとは夢にも思っていない本人が、「ラスト」と意識して録音したレコードでは当然ありません。1964年6月29日、糖尿病の悪化により36歳でベルリンにて客死。ジャズ・マンは早死が多いけど、彼は「クリーン」だったはずで、この早世はあまりにも惜しい。この後のドルフィーに、いったいどんな音楽がありえたんだろう...
バスクラによるモンク・チューン"Epistrophy"はやはりハマリ(モンクとの共演が一度でも実現していれば…)
そしてフルートによる、11分にわたる"You Don't Know What Love Is"の「絶唱」に涙。
冒頭の「音楽は終わってしまえば空中に消えてしまい、二度と捕まえることはできない」という言葉は、このCDの最後にドルフィーの肉声で収録されています。
ドルフィーの映像も残っているので、その紹介は次の機会にやりたいと思います。