雪が降りましたね。関東は去年、暖冬で雪らしい雪はほとんど降らなかったので、2年ぶりの銀世界になりました。そんな日の夜に取り出すCDといえばやはりこれ。

[追記]現行盤はこちら
ブラームス:間奏曲集/4つのバラードより/2つのラプソディ
ブラームス:間奏曲集/4つのバラードより/2つのラプソディ


グールド(グレン), ブラームス
ブラームス:間奏曲集(紙ジャケット仕様)
ブラームス:間奏曲集,4つのバラード,2つのラプソディ グールド(2CD) HMVで買う icon

老境のブラームスが綴る「自分の苦悩の子守唄」 ―晩年のピアノ小品集を28歳の若きグールドが録音したものです。「ポリフォニーの人」グールドが、彼独特の軽いタッチで瑞々しく弾くロマン派キャラクターピースの数々。そのミスマッチ感を超えて胸に迫ってくる一枚です。
[追記]こちらにもグールドの記事書きました(http://ameblo.jp/deedah/entry-10183247136.html )。ブラームスの再発盤も紹介しています。

僕はこのブラームス晩年のピアノ小品集(作品116-119)が、すべてのピアノ音楽の中でBEST3に入るほど好きなんですが(中でも作品117-1は練習して弾けるようになりたいと思ってるほど好き)、実はこのグールド盤は、その中から「間奏曲」と題されたものをピックアップして独自の曲順で収めたもの。
この作品116-119をまとめて弾いている盤といえばこれ:


アファナシエフ(バレリー), ブラームス
ブラームス作品集

レコード・アカデミー賞も獲った名盤ですが、やはり遅い! そして重い。グールドをパウダースノーとすれば、こちらはボタン雪という感じ。こういう極端な弾き方をする人は嫌いじゃないんですが、これを聴いた後グールドに戻ると、やっぱちこっちだなとほっとするものがあります。op.118-6の背筋がゾクリとするような寂寥感は、グールド盤のほうが出てると思う。

他では、

バックハウス(ウィルヘルム), ブラームス
ブラームス・リサイタル

作品118他、鍵盤の獅子王・硬派のブラームス。


ヴェデルニコフ(アナトリー), ブラームス
ロシア・ピアニズム名盤選-7 ブラームス:ヘンデル変奏曲/間奏曲 作品117/小品 作品118

あたりですが、一枚物で他に何かありますかね。

グールドのブラームスといえばこれも。

グールド(グレン), ブラームス:4つのバラード、2つのラプソディ(紙ジャケット仕様)

ブラームス若書きの4つのバラード作品10と、壮年期の2つのラプソディー作品79を、最晩年のグールドが録音したさらにミスマッチ感の強い一枚。実際異端の、ではあるけれどしかしこれも名演。4つのバラードは、特に僕の好きな曲。
そしてこれがグールドの、生涯最後の録音ともなったのでした。