もうみんなだいぶ忘れていると思いますが(^^; といっても別に織田裕二の司会がどうとか書きたいわけではありません。

あれ、一番面白いのはトラックの中長距離だったりするんですよね。日本人総崩れだった今大会の中、そもそも、はなから日本人が上位に絡まない種目だから人気がありませんが、ヨーロッパでは大人気で、チャンピオンはスターです。向こうのグランプリなんか見ると、選手が走るのに合わせて観客が手拍子して盛り上げたりして、楽しみ方も知ってるんですよね。
アテネ五輪5000mのエルゲルージ vs ベケレの直接対決なんて興奮したなー。
現在の世界記録は;
 
800m  1分41秒11   ウィルソン・キプケテル(デンマーク)
1500m  3分26秒00   ヒシャム・エルゲルージ(モロッコ)
5000m  12分37秒35   ケネニサ・ベケレ(エチオピア)
10000m  26分17秒53   ケネニサ・ベケレ(エチオピア)

という感じで、アフリカ勢の独壇場になってますね(キプケテルはケニア出身)。あ、データはここから引用ました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B8%E4%B8%8A%E7%AB%B6%E6%8A%80

僕も中学時代運動部で、中距離のタイムトライアルやったことあるから多少分かるんですけど、これ、バケモノですよ。自宅をスタート地点とすると、

最寄の駅まで走って1分41秒11。
隣の駅まで走って3分26秒00。
隣の街まで走って12分37秒35。
近くの大きな街まで走って26分17秒53。

と考えてみればいかに凄いかが分かります。さっき「中距離」って書いたけど、5kmあたりだと中学生の感覚ではマラソンですからね。その距離が普通にスピードレースなんだもんなー。

以前、皇居のお濠端を歩いていたら、練習中のマラソンランナーに追い抜かれて、その軽やかな走りを見て
「うわー、飛んでるみたい」
と思ったものですが、無名の女子選手でもそう感じたんだから、世界のトップアスリートのレースを間近で見たら、どれほど凄いでしょう。100mの選手なんか時速40kmくらい出してるわけで、ぶつかったら「事故」ですよ(アサファ・パウエルなんか体デカイし)。

長さ的に一番面白い1500mは絶対王者だったエルゲルージが引退しちゃって寂しくなったけど、それでもやっぱり面白い。昔はヨーロッパの選手が強かったと思うんですけど、ここ20年くらいの世界記録保持者は
サイド・アウイタ(モロッコ)→ヌルディン・モルセリ(アルジェリア)→ヒシャム・エルゲルージ(モロッコ)
と北アフリカ勢が独占。今大会はエルゲルージに負け続けていたバーナード・ラガト選手(ケニア出身で今は米国籍)がついに金メダルを獲りましたね。

ところでこの記事を書くに当たって、こんなサイトを見つけました。
http://homepage3.nifty.com/yoko20934/

凄い。

#陸上って、午前中の予選からボケーと見てるとけっこう面白かったりするんですよね。

##私だけ? 土佐礼子選手がアンガールズ山根に・・・って書こうと思ったら、本家が言ってしまいましたね(^^; 日本人唯一のメダル獲得。おめでとうございます。