ちょっと日が経ってしまいましたが。
http://jp.reuters.com/article/entertainmentNews/idJPJAPAN-27441820070817

「亡くなった」というより、「ご存命だった」ということに驚かされたニュース。だって、マックス・ローチって、僕の感覚で言ったら、チャーリー・パーカーやバド・パウエルのバックで叩いてた「歴史上の人物」ですよ。ジャズ・ミュージシャンは早死が多いから(多くは麻薬絡み)、特に驚きが大きかったです。

ジャズ・ドラマーはロック・ドラマーより個性の差が大きいように思うんですが、この人のイメージは、「極めて高い技術から繰り出される正確無比な高速リズム」という感じでしょうか(あ、ジャズについては薀蓄を語れるほど詳しくはないんでいちおう)。
モダン・ジャズ黎明期の代表的なレコードを聴くと、多くはこの人がドラムを演っていますが、チャーリー・パーカーとの例えばこれですかねえ。

チャーリー・パーカー・オン・ダイアル完全盤


あとバド・パウエルとのこれ。

バド・パウエルの芸術


クリフォード・ブラウンとのコラボも名盤です。

クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ+2


あとリーダー盤ではこれ。

We Insist! Max Roach's Freedom Now Suite


ちなみに"insist"とは「黒人として」ということです。

ご冥福をお祈りいたします。