その店は、アジアンスイーツのお店だった。



ナチュラルウッドのインテリアが、落ち着いた雰囲気を醸し出している。



大きな木彫りのテーブルに向かい合ってふたりは座った。



男は抹茶のチェーを、圭子はタピオカのチェーを注文する。



「甘いもの好きなんですね? 最近は、男の人も良く食べるみたいだし……」



圭子は、そう言いながら生クリームとカラフルなタピオカを口に運ぶ。



ふぅ~ん、美味しい!


タピオカはモチモチだし、生クリームは優しい甘さ!



圭子は、幸せを感じながらパクパクとチェーを楽しむ。



「えっと、名前言っておくね。ぼくは、宇賀 満(うが みつる)と言います。よろしくね!」



そう言って差し出された宇賀の手を、圭子は躊躇しながらもそっと握った。



あれっ……。



なんだか、顔が熱い……。


もしかしたら、真っ赤になってるかも……。



圭子のそんな心配をよそに、宇賀は嬉しそうに握った手をブンブンと振った。



なんだか、楽しいひとだな……。



圭子は目の前にいる宇賀を、そんな風に感じていた。




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