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俺は一抹の不安を感じながらも、それでもメグの笑顔にホッとしていた。



メグは、確実に存在していてくれる。



そのことが、とても嬉しかったのだ。



エンジェル……君は最後に、俺に生きろと言った。



でも……生きることに意味なんて無い。


だって、生きていることに意味があるんだから……か……。



禅問答のようだが、確かにその意味が今は分かる。



俺自身は、まぁどうだって良いのだが……。


メグが生きていることは……俺にとって意味があるのだ。



そして、もし……誰かが、俺を……必要としてくれるならば……。


俺が生きていることに意味があるかもしれない……。



俺は、そんなことを思いながらメグを抱き寄せた。



「あっ、お兄ちゃん……でも……メグ嬉しいよ……だけど……」


「だけど、何……?」


「お兄ちゃん裸だよ……恥ずかしいよぅ……」



確かに俺は、腰に巻いたバスタオルだけの姿だ。


血だらけのバスタオル……あれっ?


血なんか付いていない……どうしてだ……?



まぁ、いいか……不思議なことには馴れてきた……。



俺は、抱き締めたメグの耳元に優しく囁く。



「ありがとう、メグ……良かった、生きていてくれて……」


「生きてるよ、もちろん……でもね、何だか悪い夢を見ていたの……」


「悪い夢? そうか……そうだよな……」



俺は、もう一度メグの顔を見つめる。



メグは、恥ずかしそうに俺を見上げていた。



「ねぇ、お兄ちゃん……シャワーして良い? あたし、汗かいちゃった……」