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下北沢駅のホームに電車が滑りこむ。



ドアのそばに立っていた俺とメグは、すぐにホームに下りた。



夜なのに、まだ暑い……。


きっと、まだ30℃以上あるな……。



いつになったら涼しくなるのだろう……?



本当に、今年の夏は異常な暑さだった。



そして、今の俺も汗だくなワケだ。



クーラーの効いた電車から降りた瞬間に、汗が吹き出す。



暑い……てか、汗臭いだろうな、俺……。



制汗スプレーでもぶっかければ多少は違うだろうが、今更もう手遅れだった。



俺は、すぐそばに居るメグの顔を横目で見る。



メグは、汗ひとつかかずに涼しい顔だ。



あれ……確か、アキバで逢ったときも……。



俺の心の中に、ひとつの違和感が生まれていた。



メグは、汗をかいていない。


この暑さなのに、全くだ……。



それって、やっぱり……。



俺は、すべてを自分の都合良く理解していた。



やはりメグは、エンジェルなんだ。



だから、メグは汗をかかない。


そう思えば納得だ……。



脳天気な俺は、そのとき本気でそう思っていた。



そう、その時は……。