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「面白いな、ユートさん……」
メグちゃんは、俺の目をじっと見つめて微笑む。
俺も釣られて、微笑み返した。
それでも俺は、葛藤していた。
こんなに楽しいのは、メグちゃんがエンジェルに似ているから……?
それとも俺は、もうメグちゃんのことが……?
俺は、自己嫌悪に陥っていた。
あれほど好きだったエンジェルが消えて……俺は、エンジェルの代わりをメグちゃんに求めているのだろうか?
もし、そうだとしたら……メグちゃんに申し訳ないよな……。
エンジェル……俺は、どうすればいい?
メグちゃんはエンジェルの生まれ変わりなのだろうか?
もし、そうだとしたら……いいな……。
いつの間にか電車は、新宿駅のホームに滑り込んでいた。
「あっ、どうするメグちゃん? 新宿でお茶する?」
「うーん、っと……下北帰りません? あたし、汗かいちゃったからシャワーしたいし……」
「そうだよね……俺も、汗だくだ……」
メグちゃんは、何かを考えている様子で俺の顔を見ていた。
んっ? 何だろう?
「あのね、ユートさん……あたし、ユートさんのお部屋に行ってもいいですか?」
「……いや、良いけど……どうして?」
「……えっと……それは……あっ! あたしのことメグって呼んでくださいね! メグちゃんだと、ちょっと恥ずかしくて……」
「あぁ……じゃぁ、メグで……」
メグのそんな言葉に、俺の頭の中は混乱していた。