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「ユートさん……メイドやってる女の子って、どう思います?」



えっ?



予想外の質問に、俺は面食らう。



俺は頭の中で、瞬時にいろいろな計算をした。



いったい何と答えるべきだろう?


これは、難しい質問だ。



メイドに対して否定的な意見を言うわけには、きっといかない。


だって、メグちゃんはメイドさんだからだ。



それよりも、何でそんな質問をするんだろう?


どういう意図で?



だけど、そんなことを訊くってことは……俺に興味があるということだよな……。



そう思うと、俺は嬉しくなった。


だけど……。



俺、メイドさん大好きだよ!と言うべきなのか……。


それとも……。



何でメイドなんてやってるんだ?って訊くのもなぁ……。


俺、そんなことも思ってないし……。



さて、何の結論にも至ってないワケだが……。


こんなことばっかり考えていてもしかたないので……。



俺は、素直に自分の思ったままを伝えることにしたんだ。



「メグちゃん、俺は……メイドやってるメグちゃん、好きだよ!お店行ったことないけど!」



一瞬キョトンとしたメグちゃんが、プーッと吹き出した。



その笑顔に俺は、またヤラれてしまっていた……。