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「とりあえず、どこか行きます? 涼しいところ……」



そう言ったメグちゃんの笑顔に、俺は心が洗われるような気がした。



まるでエンジェルと一緒に居た時と同じのような、気持ち……。



いやいや、冷静に……。



メグちゃんは、もしかしたらエンジェルなのかもしれないし……そうじゃないのかもしれない。


俺は、まずそのことを確かめたかったんだ。



俺はiPhone4を立ち上げて、時間を確認する。


液晶画面に表示された時間は、午後8時37分だった。



「そうだね……ところで、メグちゃんは家どこなの?」


「えっと……下北沢……」


「マジで? 俺もだよ!……俺、北口だけど……」


「ホントですか? あたしも、北口ですよ!」



俺とメグちゃんは、顔を見合わせて吹き出していた。



「こんな偶然って、あるんですね! 何か可笑しくなっちゃいました!」



そう言って、メグちゃんは笑った。



あぁ……エンジェルも、こんな笑顔だったよな……。



俺はメグちゃんに微笑み返しながら、そんなことを考えていた。



「じゃあ、地元で食事でもしましょうか?」


「あぁ、うん! OK!」


「じゃあ、行きましょうか? レッツゴー!」



そう言って、メグちゃんは楽しそうに歩き出した。



そう言えば、エンジェルもそんなこと言ってたよな……。



やっぱり、メグちゃんはエンジェルなのだろうか?



俺は逸る気持ちを抑えながら、メグちゃんの後を追った。