37
俺の真剣な眼差しを感じたのか……メグは、困ったように俺を見つめ返していた。
「あぁ……ごめんね……でも……君に話を訊きたいんだ……ゴメン……変なヤツだと思ってるよね?」
「……ううん。大丈夫です……あと少しでお仕事終わるから、待ってって貰えますか?」
「本当に? ありがとう!メグちゃん……」
メグちゃんは、ニッコリと俺に微笑む。
エンジェル……俺は心の痛みを抑えながら、メグちゃんに頭を下げた。
それから、約1時間の間……。
俺は駅前周辺をブラブラしながら、メグちゃんを待った。
遅いな……やっぱり来ないのかな……?
そうだよな……俺、怪しすぎるもんな……。
まるで新手のナンパでもするみたいに、強引にメグちゃんに声を掛けたし……。
でも……。
俺は、メグちゃんを待つしかないんだ。
もしも来なかったら……また探せばいい。
更に怪しいけど……それは仕方ないもんな……。
そんなことを考えていると、後ろからトントンと肩を叩かれた。
えっ?
振り返った俺は、自分の目を疑った。
そこには、確かにメグちゃんが居た。
だけど、メイド服の時とは印象が違って……大人しそうな、地味な印象だった。
「あ、ありがとう……ちゃんと来てくれたんだね?」
「当たり前ですよ! だって、約束したじゃないですか!」
そう言って微笑むメグちゃんに、俺は胸がドキリとした。
それは、まるでエンジェルに感じたのと同じような胸のトキメキだった。