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長くて暗い穴に堕ちていくような感覚。
俺は、このまま死んでしまうのか?
不思議と、不安はなかった。
エンジェルが居ないなら、もう生きていく意味なんて無い……。
死の恐怖よりも、そんな悲しみの方が大きかった。
もしも、エンジェルにまた逢えるならば……俺は、どうなっても良い。
俺は、そんな覚悟さえ出来ていた。
ドスン! という軽い衝撃と共に、俺は目を開く。
眩しい……。
壁に掛けたMARUMANの電波時計を見る。
針が、一秒の狂いもなく午前8時35分……今、20秒を指した。
夢?
いや、そんなはずはない……。
俺は、PCの前に置かれたフィギュアを見た。
エンジェルに似たフィギュアと、その透明な台座の上には大きな真珠がある。
やっぱり、夢なんかじゃなかった……。
胸が苦しい……涙が溢れ出す……。
嗚咽を漏らしながら、俺は布団の上で頭を抱えながら泣いた。
長い時間、泣いた……。
俺は、生きていた。
どうして?
どうして俺は、いま生かされているんだろう?
俺は泣きながら、ずっとそのことを考えていた。