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えっ?



俺は、エンジェルの言葉に動揺していた。



エンジェルは、俺を殺しに来た?



どうして……?


そんな、バカな……!?



「ユート……あたしは、本当はエンジェルじゃないんだよ……」


「君は……死神? それとも、悪魔……デビルなのか?」



エンジェルは、相変わらず美しい微笑で俺を見つめていた。



「だって、ユートは……いつ死んでも良いって思っていたでしょ? だから……」


「そうか……だから君は、俺を迎えに来たのか……?」


「……そう……ユートを迎えに来たの。だけど……」



エンジェルの顔が、一瞬にして曇る。



そしてエンジェルは、また笑おうとしたが……泣き笑いのような表情になっていた。



「もしかして、君は……自分の仕事を……」


「……そう。あたしは、ユートに恋をした……恋をしてしまったの……」



その時、俺の腕のなかに居るはずのエンジェルが突然その存在を失い始めた。



「ユート……あなたの居る現実の世界で……あたしの姿が見え始めたのは……」


「それは……エンジェルが消えてしまう合図なのか……!?」


「そう……あたしは、ユートを殺すことが出来ないでいた……だって、あたしは……」


「エンジェル……君は、いったいどうなってしまうんだ? まさか、君は……」


「あたしは……消えてしまうんだよ……この存在が、全て……」



俺の悪い予感が当たってしまった……。



「俺は嫌だよ! エンジェル……どこへも行かないでくれ! お願いだから……」


「ごめん、ユート……でもね、あたしは後悔なんてしない……だって、こんなに幸せだったの初めてだったから……」



エンジェルの姿が、どんどん薄くなっていく。


それと同時に、エンジェルの真っ白い肌も色を失っていく……。



「……ユ…ウ…ト………く…る…し……い……ユ…ウ……ト……!」