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秋葉原駅から総武線に乗って、新宿を経由して真っ直ぐに下北沢へと戻る。
俺のすぐ上空には、エンジェルが居た。
行きとは違って、エンジェルは大人しかった。
そして、行きとは違うことがもう一つある。
それは、俺の目にエンジェルの姿がうっすらとだが見えていたことだ。
透明なエンジェルの姿を、俺は見つめ続けていた。
俺の視線に気づいたエンジェルは、恥ずかしそうに微笑んでいる。
しかし、エンジェルの言葉は行きとは違って少ない。
ただ、穏やかな表情で俺を見つめ返していた。
下北沢の駅から、のんびり歩いてアパートへと戻る。
まるで初めて恋人を部屋に呼ぶような……俺は、そんな不思議な気持ちだった。
「なぁ、エンジェル……お前は、ずっと俺のそばに居てくれるんだよな?」
「……うん。居るよ、ずっとユートのそばに……」
俺は、エンジェルと手を繋いで歩きたかった。
俺は、ただエンジェルを抱き締めたかった。
それは、下心から来るものではなく……素直な感情だった。
この前Twitterで「男の下心は真心なんだよ!」というツイートを見た。
まぁ、確かに……。
それは、きっと男にしか分からない感覚なんだと思う。
でも今は、本当に素直にエンジェルと触れ合いたかった。
俺は……いま確かにエンジェルを愛し始めていることを自覚していた。
エンジェルが何者であっても関係ない。
俺は、ただ……素直にエンジェルと一緒に居たかったんだ。
できれば、ずっと……ずっとずっと、永遠に……。