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そんなことを考えながら、俺はゆっくりと目を閉じる。
俺は、何を信じれば良いのだろう?
もう、何も信じられない……。
いま目の前に居る3人の女たちを、俺は間違いなく愛していた。
そして、彼女たちも……間違いなく俺を愛していると信じていた。
だけど……本当に、そうだったのだろうか?
考えれば考えるほど、そうは思えなくなっていた。
絢音(あやね)は、こう言った。
「奏(かな)に頼まれて……創を助けるために……」と。
そして、詩子(うたこ)は……
「創さんを助けたい……それが、あたし達の共通した思いだったんだよ……」と言った。
絢音も、詩子も……俺を愛していたわけではないんだ。
……どうしてなのかは分からないが、俺を助けるために絢音も詩子も……。
俺の目の前に現れたということなんだよな……。
じゃあ、奏はどうなんだろう?
絢音は、奏に頼まれて、と言った。
詩子は、3人の共通の思いだと言った。
俺を助けることが……。
奏と出逢ったことは、憶えている。
いや、忘れていたが思い出したんだ。
そう俺は奏という存在を、今日まで……すっかり忘れていたんだ。
奏は、俺を愛していたのだろうか……?
今となっては、もうどうでも良いことだった。
だけど、俺は……。