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釜利谷ジャンクションで首都高湾岸線方面に入る。



横浜港を右手に見ながらしばらく走って本牧からベイブリッジを通る。



そのまま真っ直ぐ進むと、前方に羽田空港の明かりが見えてきた。



羽田空港を左手に見ながら、しばらく走る。



車内の暗闇にぼんやりと浮かぶデジタルの文字が、午前2時06分を表示していた。



「……どうしたい、奏(かな)……」



奏は、何も言わずにただ車窓に流れる夜景を眺めていた。



やれやれ……。



平和島あたりを走っているとき、」奏が囁くように言った。



「創さんの……部屋に行ってもいい?」


「……あぁ……いいよ……」



奏の答えはタイミング的にも、ちょうど良かった。



俺は、大井出口で首都高を下りた。


ここからなら俺のマンションは、すぐだったからだ。



「着いたよ、奏……」


「……うん……」



マンションの近くに借りている駐車場に、ポルシェを停める。



車を下りると、奏がまた俺の腕に甘えて来た。



奏は……俺が欲しいんだよな……。



俺は冷静に、そんなことを考えていた。



部屋の玄関に入った瞬間、奏が俺の胸に飛び込んで来た。



「……創さん……大好き……」



俺と奏は、玄関でお互いを求め合うような激しいキスを交わした。