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「奏(かな)ちゃんは……何度も創さんに逢ってるんだよ……」
えっ?
俺は、詩子の言葉に驚いていた。
何度も、逢ってるだって?
そんな、バカな……。
俺は、記憶力には自信がある。
それに、キレイな女の顔は絶対に忘れない。
そう思っていた。
だけど……。
「なぁ、詩子……それは、本当のことなのか?」
「きっと、そう……だって……」
「だって……?」
「だって……奏ちゃんから見せてもらったもの……」
「えっ? 何を……?」
「奏ちゃんと創さんが一緒に写ってる写真を……」
えっ?
詩子は、本棚から小さなアルバムを出す。
そして、パラパラとページをめくって俺に差し出した。
こ、これは……!?
そこには、俺と奏さんが一緒に写っている写真があった。
それも、何枚も何枚も……。
しかも、写真を見る限りは……俺たちは恋人どうしのようにも見えた。
どうして……?
俺は、覚えていない……。
いったい、何があったんだ……?
いったい、俺と奏さんの間に……!?