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自動ドアの奥には、またオートロックのドアがあった。



詩子は手馴れた様子で、ドアの右横にあるパネルの数字キーを押す。



そして、目の前のドアが自動的に開いた。



詩子は、また俺のシャツを引っ張って奥にあるエレベーターへと向かう。



2基ある手前側のエレベーターに、俺たちは乗り込む。



詩子は、無言で7階のボタンを押した。



詩子のカラダが、小刻みに震えていた。



詩子は……俺との、これからのことを期待しているのだろうか?



いや、それはないよな……。



こんな時でも、俺はエッチなことを期待している。


男って、しょうがないよな……。



俺は、心の中で苦笑いする。



エレベーターが、ゆっくりと7階に停止した。



「こっち……」



詩子が、今度は俺の手をつかんで歩き出した。



詩子の手は、思いのほか冷たい……。


というか、俺の手がいつも温かいのかな……。



長い廊下を端まで歩いて、さらに右に曲がる。



「ここだよ……創さん……」



詩子が小さな声で、そう言った。



詩子は、ドアノブの下に細長い電子キーを差し込んで鍵を開けた。



「入って……創さん……」


「あぁ……うん……」