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絢音……。



俺はフラフラとテーブルに向かって歩き出す。



涙に滲んだ視界の先に、一通の封筒がある。



乱暴に封を切って、中の手紙を取り出す。



その手紙には、こう書いてあった。




創へ



突然出て行ってごめんなさい。



最近、創はわたしのことあまり関心がなかったよね?


創は、心配してくれたのかな?



わたしは……もう、創に会うことが出来ません。


ごめんなさい。



ううん。


創に合わせる顔がありません。



わたしは……他に好きなひとが出来ました。


本当に好きなひとが……。



ごめんなさい。



ごめんなさい。



創と一緒にいられて本当に楽しかったよ。


これまで本当にありがとう。



元気でね。


さようなら。



絢音



何なんだよ、これ……。



俺は何度も手紙の文字を追いながら、ただ呆然と立ち尽くしていた。