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何かあったのだろうか?
俺は、とりあえず絢音に電話をした。
呼び出し音は聞こえる……でも、出ない……。
俺は留守電にメッセージを吹き込む。
「あっ……俺……どうした? 何かあったのか? 心配してるから連絡ください……」
しかし……何があったんだ?
例えば、だけど……家族とか友達とかに何かがあって、急に駆けつけたとか?
いや、それなら俺に電話をしてくるはずだ。
絢音は、そういうヤツだ。
じゃあ……電話出来ない状態にあるとか……?
いや、待てよ……。
今夜、絢音は家に帰って来たのだろうか?
もしかしたら……帰ってないのかも……。
俺が遅くなると言ったから、絢音も呑みに行ったとか……?
いや、そうだとしたら俺に言うはずだ。
ということは……あと考えられることは……2つだ。
それは……どちらも良い話じゃないけど……。
ひとつは……絢音が家を出ていったということ。
理由は……全く分からないけど……。
そして、もうひとつは……絢音は家に帰っていないということ。
その理由は……もしかしたら……!
もしかしたら、俺に言えない相手と一緒に居るということか……?
俺は悪い予感に、背筋が凍りつくのを感じていた。
そして……そのとき突然、俺のケータイが振動を始めた。