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メールの返事は、いつまで待っても届かなかった。



所詮は、そんなものか……。



俺は、自分のバカさ加減を恨む。



誰も俺をちゃんと愛してなんかいなかったんだ……。



カラダの奥底から湧き上がるような震え……そう、寒気のような寂しさ……。


俺は、どうしようもない寂しさに心が震えていた。



でも、それは……俺自身のせいなんだ……。


誰かをちゃんと愛そうとしなかった俺の罪……。



なんで、あんなメールを送ってしまったんだろう……。



そんな後悔が、俺を包んでいた。



溢れる涙と、漏れる嗚咽……。


俺はケータイを握りしめて、枕を抱きしめて泣いた。



俺は、何がしたかったんだろう……。


一体、何が……。



気が付くと、もう朝だった。



ケータイには、何の着信もない。


俺は、ケータイの液晶画面を見て苦笑いする。



会社には、昨日連絡を入れておいた。


数日の後、俺は復帰出来るだろう。



俺には、もう仕事しかない……。


当分は、そのことをしっかりとやろう。



俺は、そんなことを考えて気を紛らわせた。


だけど……。



俺は、逢いたかったんだ。



あの女に、本当に……。