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あれから、丸2日が過ぎていた。
今は……火曜日の夜、か……。
俺は、そんなに長い時間眠っていたのか……。
ケータイには、メールと着信履歴があった。
誰が俺に連絡をくれたのだろう……。
そんな事を考えながら、メールを確認する。
届いていたメールは、千尋からだけだった。
その内容は、連絡が取れない俺のことを心配する内容だった。
千尋は、やはり俺を大切に考えてくれてるんだよな……。
そう思うと、俺は少しホッとした。
でも……千尋は、あの夜に俺ではない男の名前を呼んだ……。
そのことが、俺の心に引っかかっていた。
他の子は、メールをくれないのか……。
まぁ、仕方ないよな……。
俺は、頻繁にメールのやりとりをするほうではない。
たった2日では、メールが来なくても文句は言えないしな……。
だけど……それでもメールをくれていた千尋の気持ちが嬉しかったんだ。
俺は、着信履歴を確認する。
何人かの女からの着信履歴がある。
茜、綾乃、千尋、和奏、か……。
琴音とは逢ったばかりだったし、凛と美雨は……やはり彼氏のほうが大事なのだろう。
そんなもんだよ、な……。
そして俺は、吹き込まれた留守電のメッセージを聞く。
茜からのメッセージは、月曜日に逢えなかった俺に来週の予定を確認するものだった。