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土曜日。
俺は、和奏に逢う。
本物の琴音に逢った後でも、やはり和奏は琴音に似ていた。
琴音を求め続けていた俺は、それ故に和奏を求めた。
だから、もう俺は和奏が必要ではない。
そう思っていた。
だけど、やはり……俺は、和奏が欲しかった。
和奏の部屋で、俺は和奏を抱く。
やはり和奏は、琴音とは違う。
似ているが、違うということが俺を感じさせる。
和奏は、俺にとってどんな存在なのだろう……。
裸の和奏を抱きしめながら、俺はそんなことを考え続けていた。
和奏は、可愛い。
そして、琴音とは違う。
しかし、さすがに疲れたな……。
今週の俺は、毎日女を抱いている。
6人の女を抱きながら、俺はどうすべきかを考えていた。
こんな毎日を続けるのが、正直辛かった。
しかし、それは俺自身で決めたことだ。
そして、あと一日。
明日の日曜日、俺は琴音を抱く。
そうすれば、7日で7人の女が揃う。
そして俺は、ひとりの女を選ぶのだ。
でも、どうやって……。
どうやって、俺は……。