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水曜日。



俺は、綾乃と逢う。


いつものように、俺の部屋に綾乃が来た。



綾乃は、唯一俺が甘えられる女だ。


明るくて楽しい綾乃と過ごす時間は、とても癒される。



綾乃は、きっと俺だけを愛してくれている。


そう信じられるだけで、俺は幸せなのかもしれない。



「綾乃……俺のこと愛してる?」



そう訊いた俺に、綾乃はニコニコして答える。



「うん! 愛してるよ、智樹!」



そう言いながら、綾乃は俺に甘える。



甘えたり、甘えさせたり……。


お互いが必要な存在なんだと、俺も感じていた。



綾乃とカラダを重ねながら、俺は安らぎを感じていた。



綾乃を激しく愛しながら、俺は幸せを感じていた。



7人の女は、みんな愛しい。



ひとりを選ぶことなんて本当に出来るのだろうか?


そうするということは、俺の中での順位を付けるということだ。



しかし、どうやって……。



どの女も失うのは惜しい。


しかし、こんな生活がいつまでも続く訳がない。



でも……俺を愛してくれる女……そういう女を選ぶべきなんだろう。



綾乃は、俺を愛してくれている。



そのとき俺は、確かにそう信じていた。