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火曜日。
俺は、凛と逢う。
俺の部屋で、一緒に夜を過ごす。
凛は、美しい。
美しすぎるほどに、美しい。
凛と愛し合いながら、俺は至福の時間を過ごす。
凛を、俺だけのものに出来たら……。
そんな思いが、いつも胸をよぎる。
しかし、凛には彼氏が居る。
凛にとって、俺以上に大切な男が……。
それでも凛は、俺を大切にしてくれる。
必要以上に、俺を愛してくれる。
でもそれは、きっと本物じゃない。
ただ俺と過ごす時間が、凛にとって刺激的ならば良いのだ。
たぶん、きっと……。
俺の腕の中で目を閉じる凛の、耳元で囁く。
「なぁ、凛……お前は俺を愛してくれているのか?」
凛は何も答えずに、ただ微笑むだけだ。
凛を、彼氏から奪ってしまおうか……。
そう考えたこともある。
だけど……。
俺は、凛を離したくはない。
だけど、俺は……。