第8章 7days 7girls
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月曜日。
俺は、茜と逢う。
茜の部屋で一緒に夜を過ごしながら、俺は考えていた。
茜は、従順な女だ。
俺の言うことなら、何でもしてくれる。
それ故に俺は、ずっと物足りなさを感じていた。
だけど……。
茜と愛し合いながら、俺は思う。
たとえば、カラダだけの関係ならば俺の好みに応えてくれる女がいい。
だけど、それは……すぐに飽きてしまう。
持ったとしても、2年が限度だろう。
それは、遺伝子的にそうプログラミングされているのだから仕方がない。
それ以上に愛することが出来るとしたら、それはもうカラダなんて関係がないんだ。
俺は、もうそんなに若くない。
カラダの相性だけが、愛のすべてだなんて思わない。
茜は、きっと俺だけを愛してくれている。
それは、きっと間違いない。
一番の問題は、俺がその女をずっと愛せるかどうかなんだ。
そして、俺の愛に応えてくれること。
それ以外には、何も必要ないのかもしれない。
「ねぇ、智樹さん……あたし、ね……」
「うん? どうした、茜……」
「……ううん、何でもない……」
茜は俺の胸に顔を埋めて、甘えていた。
茜は、大切な存在だ。
茜を、離したくない……。
俺は茜の髪を優しく撫でながら、そんなことを考えていた。