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俺は、本当は……誰かを本気で愛そうとなんてしていない。



それは、きっと間違いのない真実だ。



何かのキッカケで出逢って、心が少し通い合う。


カラダを重ねることは、実は大した意味なんてないんだ。



俺が欲しいのは、俺を想ってくれる女だ。


俺だけを見て、俺だけを大切にしてくれる。


そんな、女が……。



こんなバカなことをしている俺が、愛される訳なんてない。


そのことも、良く分かっていた。



ふぅっと、ひとつ息を吐いて俺はケータイに届いたメールを確認する。



えっ……!?


そんな、バカな……。



それは、1年以上ぶりに届いた琴音からのメールだった。



俺は、急いで内容を確認する。




Sub : 久しぶり、トモ……



久しぶりだね、元気?


琴音です。



突然メールしてごめんね。


ちょっとトモと話したくて……。



良かったら、電話くれないかな……。


ずっと、待ってるから。



琴音




俺は、呆然とケータイの液晶画面を見つめる。



なぜ、急に琴音が、俺に……!?



俺は動揺しながらも、少しだけ嬉しかった。