第4章 木曜日の女「千尋」



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気づけば、俺には3人の女がいた。



月曜日には、茜。


火曜日には、凛。


そして水曜日には、綾乃。



どの女も、とてもいい女だ。



だけど、俺はまだ満足が出来ない。



琴音以上に愛せる女……いや、琴音を忘れることが出来る女……。


そんな女を、俺は探し求めている。



もちろん、茜にしても、凛にしても、綾乃にしても。


俺と過ごした時間はまだ少ない。



時間が経てば、俺の気持ちも変わるかもしれない……。


それは、誰かに対する俺の気持ちが良い意味で……。


だから俺は、茜も凛も綾乃も手放したくなかった。



そして、チャンスがあれば他の女だって……。



考えてみれば、不思議だった。


俺には今、月曜から水曜までの女がいる。



茜とは月曜日に逢って、火曜日には凛と過ごす。


そして、水曜日には綾乃と……。



そのとき俺は、ふと思いついたんだ。


ここまで来たら、一週間……やってみるか!?



木曜日、金曜日、土曜日、そして日曜日……。


あと4人で一週間分の女が揃う。



俺は、何のためにそんなことをするのか……。


その意味さえも、もう考えたくなかった。



琴音を忘れるために……。


ただ、そんな言葉だけを言い訳にして。