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俺はケータイから電話を掛けて、西新宿にあるホテルの部屋を予約した。



そのまま歌舞伎町の奥にあるラブホテルに行くには気が引けたからだ。



それほどに、凛は美しかった。



凛とふたり、手を繋いで歩く。


風は冷たいが、俺の心は少しだけ温まっていた。



ヤルと決めたら、もう行くしかないのだ。


そうならば、楽しんだ方が良いに決まっている。



これからのことを考えると、俺の気分は少しだけ高まっていた。


だけど……。



ホテルに着いた俺たちは、チェックインしてエレベーターに乗る。


かなり速いスピードでエレベーターは上がって行った。



イザというときも、俺は舞い上がったりしない。


逆に、落としたと思えればテンションは下がる。



しかし、現実はシビアなものだ。


また次の機会があると思うと、焦らなくても良いのでは?と思う。



だけど、一度キリのチャンスと言うことも良くあるのだ。


このチャンスを逃せば、もう二度と凛に逢えないかもしれない……。



俺は、何度もそんな経験をしてきた。


欲しがってる女の気持ちに応えてやることが、俺の愛だと思う。



もしも、それに応えてやらなければ女は気まぐれに離れて行ってしまう。


そんなもんだ……。



カード式のキーでドアの鍵を開ける。


「カチャッ」という音と共に、ドアが開かれた。



凛を先に部屋に入れて、俺は後ろ手でドアを閉めた。



その瞬間、凛が激しく俺の唇を奪った。