#twnovel 雨上がりの緑道を歩くと、何故か懐かしい香りがした。ふと現れた野良猫が、僕の顔を見てニャアと鳴く。誘われたように猫のそばに寄った僕は、恐る恐る猫に手を伸ばす。ニャッと小さな声を上げた猫は、予想通り僕の指に噛みついた!あぁっ!血が、血がぁ!



#twnovel …僕は君の前から姿を消すことにするよ。さようなら…。 なんて暗い小説を書きながら、僕は君の部屋を目指す。 今の幸せは、どこにも行かせないさ…空には手が届かないけれど、僕は手に触れることが出来る幸せを…そうだよ、君のことを守りたいから。僕の命ある限りずっとね。



#twnovel …鉄板の上でジュージュー焼かれて嫌になっちゃうよ!そんな唄を口ずさみながら牛の生肉を箸でひっくり返す。辛口ソースをかけると目の前が真っ白になるほど湯気が上がった。すると、目の前に赤茶色の高い壁があった。何だこりゃ!…俺はいつの間にか添え物のコーンになっていた。



#twnovel お盆なのに地下鉄は混んでいた。雨上がりの街にじっとりとした湿気がまとわりつく。僕は少しだけイラつきながら早足で歩く。今日も君に逢えない。毎日そんな思いを感じているはずなのに。今日は、とても君に逢いたい。見上げた東京タワーの灯りが今日は、やけにクリアに見えた。



#twnovel 東京駅の改札で引っかかっていた君と目が合う。恥ずかしそうに目を逸らした君につい声を掛けた。 大丈夫? えっ!?君は! ありえない偶然を人は奇跡と呼ぶ。「8/9 18:00 出逢った人と私は恋に落ちる」TLにそう書いた君はプロフ写真と同じ顔。とても、美人だった。



#Hiroshima #twnovel 言われ無き差別やいじめなど受けたことも無い。確かに子供の頃から不安はあった。因果関係は不明だが、兄弟二人が癌になった(無事生還したが)それよりも、常に感じるのは無関心。それでも、ぼくらは笑って命を繋ぐ。被爆二世だからって、何も問題は無い。



deecloud#twnovel ダメなんだ。あの薬がないと、俺は…。無いと、とても不安になってしまう。やめたほうが良いのは分かってる。決して体に良い訳がない。そんなこと分かっていても、やっぱりやめられないんだ…。使うと安心する。だから俺は、ほぼ毎日その薬を使ってる。その薬の名前?…正露丸さ。



#twnovel #twpoem あなたにとって私は、どんな存在なんだろう? 必要な存在?別に、必要じゃない存在? あなたがメールに書いた言葉に、私の心は揺れている。 もしも必要じゃないのなら、もう終わりにしなきゃ。 寂しいけど。 もう、終わりにしなきゃ……。



#twnovel #twpoem あなたの写真を見つめてため息をつく。ケータイの画面に映ったあなたは、いつものように優しく笑っていた。うっすらと滲んだ涙に、心の痛みを実感する。あなたを愛することは幸せなことばかりじゃない。…良く分からなくて。あなたの気持ちが、良く分からなくて。



#twnovel 8/9日曜。俺は上京して来たお袋と東京駅にいた。お袋に弁当を買ってやる。そんなことにお袋はとても喜んだ。 18:00 発のぞみでお袋を見送った親不孝な俺は独り牛タン屋へ行く。…ぶ厚い牛タンの食感を感じる。それは、まるで俺自身の舌を噛むような、そんな痛みと共に。



#twnovel じっとりとした熱気が俺を包む。噴き出す汗をタオル地のハンカチで拭う。東京の街をテクテク歩きながら、俺の気は遠くなる。ふと気づくと、島にいた。暑い…何これ?近くにいた人に訊く。「ここはどこ?」「えぇ、もちろんヒートアイランドですよ!」



#twnovel Twitterが落ちた夜。君からメールが届いた。「繋がらないの…」君の書いた、そんなただ一言にぼくの心は震えた。「繋がってるじゃん!」ぼくは、君にそんなメールを返す。大切なのはツールじゃない。ぼくと君の心なんだから。



#hiroshima 子供の頃から、ずっと不安だった。心と、もしかしたら体にも刻まれた傷。長い時間が経っても消えない傷と、与えられた罪を決して忘れてはならない。何気なく時間は過ぎて行くけれど、決して。母に父の原爆手帳のコピーを送って貰う。堂々と言う。ぼくは被爆二世。



#twnovel あたし、旨いと評判のスープ屋に入ったんです。クラムチャウダーを注文して。あぁ、クリーミーなスープにアサリと野菜の旨みが溶け出して…すごい!あたし、もう…、アサリ…あぁ、ぴにゅぷにゅして堪らない…って、そのとき、ジャリって!ジャリってしたんです!あたし、もう、ダメ!



#twnovel 旨いと評判のスープ屋に入った俺は、クラムチャウダーを注文した。クリーミーなスープにアサリと野菜の旨みが溶け出して、なるほどこれは旨い!こんな旨いスープ屋だから、アサリがジャリっていうこともないだろうしな!しかし旨いな、これ……って、ジャリって!ジャリって!



#twnovel 宇能鴻一郎風『ペーパーナイフあそび』お母様ったら 「あっ、私のペーパーナイフ、し、知らないわよね?ぎ、銀で、つやつやして、太いのが…あぁ、無くなったのー」 て言うんです。…寝室へ入って、あたしすごーく感じちゃったんです。 あっ、あたし、すごく酔ってるかも…。



#twnovel デュラのレバーを2つ叩いて長い坂道を登って行く。登り切って道なりに右折したその時、横道から目の前に真っ赤なロードが現れた。一つに束ねた長い髪にスレンダーな肩…女か?サングラスで目の辺りは隠されていたが間違いなく美しい。ケルビム?カンパのレコード…随分渋いぜ!



#twnovel #twpoem 流れる時間をただ受け止めて。ただ、あなたのことだけを想い続けて。以前のように素直には、あなたに接することが出来なくなった。わたしは、きっと少しだけ変わってしまったのかもしれない。あなたへの愛が深まることで。あなたへの想いが少しだけ…。



#twnovel メールに返信も出来ないほど、今日の俺は仕事に追われていた。俺はTwitterに呟く。「やっと会社出たなう」すると君からメールが届いた。「メール待ってるなう」俺は苦笑しながら君にメールを書き始める。こんな束縛なら、まぁいいか…と思いながら。



偶然出逢った夏子に亮二は昔別れた春子の面影を感じた。「あなたはパパなの?」夏子の言葉が亮二の胸に突き刺さる。春子は19年前に俺の前から姿を消した。その理由とは?その秘密を探ろうとする亮二は夏子が住むアパートを訪れる。そこにいたのは、なぜか19年前の春子だった。 #twnovel