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「そうなんだ……じゃあ、今年は……俺が何かプレゼントをあげるよ!」
俺は何の気なしに玲子に、そう言った。
「ホントに!? うれしいな……本当に……嬉しい……」
あれっ?
予想とは違った玲子の反応に、俺は戸惑っていた。
俺は玲子が、どこに住んでいるのかも知らない。
だから、俺が言った言葉を玲子はホンの冗談と聞き流す思っていた。
だけど……。
玲子は、本当に嬉しそうにそう言った。
それは、きっと……。
玲子は、やっぱり俺と同じなんだ……。
玲子は、きっと孤独と戦っているんだよな……。
それは、きっと……俺と同じように……。
いろんな人達と巡り逢っても、本当にまた逢いたいと思える人はめったに居ない。
チャンスがないわけじゃなくて、チャンスと思える人がいない……。
それは、もしかしたら自分が見えていないだけなのかもしれないけれど……。
とにかく、俺は孤独だったんだ……。
だけど……。
今の俺には、玲子が居てくれる。
リアルでも、ネットでもいろんな人達とすれ違う。
だけど、玲子はやっぱり特別なんだ。
俺は素直に、そう感じていた。
リアルに逢っていなくても、毎日話が出来る。
心の奥までさらけ出して、本音で気持ちを伝え合える。
離れて居たって、心は近くに居るんだから……。
だから俺は、もう一度玲子に伝えたんだ。
「今年のクリスマスには、君に必ずプレゼントをあげるよ……」って。