メールが届いたということは、いま玲子はこのサイトに繋いでいるということだ。



俺は急いで、玲子の部屋に行く。


しかし……。



そこに玲子は、居なかった。



えっ?


どうして……?



俺は、やっと逢えると思った玲子に逢えずにがっかりしていた。



たかが、こんなサイトでのことなのに……。


どうしちゃったんだろう、俺……。



でも、まぁいいか……。


とりあえず、友達になれたんだからな……。



それでも俺は嬉しい気持ちと共に、少しだけ寂しさを感じていたんだ。



玲子に逢いたい……。


そのとき俺は素直に、そう感じていた。



俺はPCの前を離れて、温かいコーヒーをドリップする。


モカの香りが、俺の気持ちを優しく癒してくれた。



PCの前に戻って、サイトに繋ぐ。



えっ!?



俺の部屋には、玲子が居た。



「こんばんは! 久しぶりだね!」



玲子は、そう言った。



「どうしたの? 何かあったの? 忙しかったかな?」


「うん……パソコンが壊れちゃって……新しいの買ったの」


「そうなんだ! ……逢えて良かった! 嬉しいよ、玲子!」


「……あたしもだよ……逢いたかった、あたしも……」