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なぜだ?


エリちゃんが、ユウナ……?



いや、そんなはずがない。


だって、ユウナは死んだんだ。



俺は、ユウナの葬儀にも出た。


ユウナの死に顔も見た。


そして、火葬場でユウナが灰になるのも……。


やけに白いユウナの骨が、俺の脳裏に焼き付いているのに……。



「……ユウ、ナ……?」



俺は、声にならないような声を絞り出していた。



いや、そんなはずはないんだ。


そんな、はずは……。



「フフッ、思い出してくれたの? 逢いたかったよ、シュン……」



おかしい……。


エリちゃんがユウナのはずがない。



だって、俺が知っているユウナとは声が違う。


似ているけど、微妙に違う……そう、違うんだ!



それに……顔だって違う。


名前だって違うじゃないか!



でも……。


俺は、夢を見ていたのか?



俺は、自分の記憶に自信が持てなくなっていた。



もしかしたら、ユウナは死んでいなかったのか?


いや、それは違う……。



俺は、あの時なんとか現実を受け入れたんだ。


ユウナが死んだという事実を、時間をかけて受け入れたんだ。



エリちゃんはフフッと笑いながら、ゆっくりと口を開いた。