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連絡を受けて病院に行った時、カノンの亡骸のそばでカレンが茫然としていたの……。
霊安室のベッドのそばに、カレンは座っていて……ガタガタ震えてた……。
その時ね……亡くなったのはカレンだと思った。
だって、どう見ても座っていたのはあたしが知ってるカノンの姿だったから。
でも……。
カノンだと思ったのは、カレンだったの。
カレンは、ね……ショックで少し記憶が無くなったみたいなの。
カレンは今でも事故のことや、以前のことは全く思いだせないって言ってる。
カノンのお葬式には、もちろんカレンも出席したの。
でも……カノンのご両親は、カレンのことは知らなかった……。
ちょっと待って!?
ということは……カノンの両親は本当の両親じゃないってこと?
そう……みたい。
だから、カノンの本当のご両親……それは、カレンのご両親だと思うんだけど……。
あたし、何とか連絡を取ろうとしたのね。
でも、カレンはすっかり記憶を失っているみたいで……連絡先も、何も分からなかったの。
そうなんだ……でも……。
俺はエリちゃんの言葉に、心の中のモヤモヤがさらに広がっていくのを感じていた。
それからカレンは、あたしと一緒に暮らし始めたの。
カノンが居なくなって、カレンは行くところがなくなってしまったし……。
そう、か……。
俺は、そのとき感じていたんだ。
カレンは……やはり……!