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どうしてユウナは、あんなことをしたのだろう?


俺は、どうしてもユウナのしたことが信じられなかった。



しかし、現実を受け入れなくては……。


俺がどれほどユウナを愛していたとしても、もうどうしようもないのだから。



それからの俺は、ユウナを忘れようと努力した。


ユウナを大学で見かけることもないし……。



ユウナは悪い女だったんだ……。


信じようとした俺は、見事にだまされた。


ただ、それだけのことさ……。



ユウナを忘れるために、俺はいろいろな女と遊んだ。


愛がなくても、女は抱ける。


そして、愛がなければこそ冷静に女を落とすことが出来た。



俺は女を信じたくなかった。


信じても裏切られる。


そうならば、最初から信じないほうがいい……。



そんな生活を続けていた俺に、突然リコちゃんから電話が掛ってきた。


「もしもし、シュンくん……あのね……」


「どうしたの? リコちゃん久しぶりだね!」


「あのね……伝えるべきかどうか悩んだんだけど……」



リコちゃんの真剣な声に、俺は悪い予感を感じていた。


「……ユウナのこと、なんだけど……」


「……ユウナが、どうかしたの?」


「あのね……ユウナが……ユウナが……」



えっ?


ユウナが……死んだ!?



電話を切った俺は、しばらくの間放心状態だった。



もしかしたら、ユウナは……。


やはり、そうだったのか!?