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俺とユウナの暮らしは、穏やかに続いていた。



特に変わったこともないけれど、波風も立たない。


そんな落ち着いた生活続いていた。



きっと俺たちは、ずっとこのままだ……。


俺はそう思いたかったし、そう出来ると思っていた。



でも……。


ある日から、ユウナの様子がおかしくなった。



んっ?……ユウナ?


そばで寝ているはずのユウナがいない……。



俺は部屋の中をくまなく探したが、ユウナの姿はなかった。



壁にかかった時計を見る。


針は午前2時5分を指していた。



ユウナ……どこに行ったんだ!?


こんな時間に……。



俺は部屋を飛び出して、ユウナの姿を探す。


街中を探し回ったが、ユウナの姿は見つからなかった。



ユウナ……どうしたんだ!?



東の空が明るくなり始めたころ、俺はトボトボとユウナの部屋に戻った。



「ユウナ!? どうしたんだよ! 今まで、どこに……!」



ユウナは台所の床に座り込んで、ウイスキーを呑んでいた。


かなりの量を飲んだのか、かなり泥酔していた。



「……何かあったのか? いったいどうして……ユウナらしくもない……」


「……あたしらしいって何よ、シュンちゃん……」



ユウナはポロポロ涙を流しながら、俺を突き飛ばした。