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それから俺は、時間があればユウナと一緒に過ごすようになった。
時間があれば、夕方からユウナの部屋に行く。
そして、一緒に食事をして、テレビを見ながらのんびりと過ごした。
帰りが遅くなったときでも、俺はユウナの部屋に向かった。
自分の部屋に風呂のなかった俺は、風呂に入れてもらうという口実があったからだ。
風呂に入って、そして俺は自分の部屋には帰らずにユウナと過ごした。
ユウナの小さなベッドで、一緒に寝る。
ユウナは腕枕が好きだった。
甘えるように俺の胸にすがって、そして俺の首筋にキスをした。
俺は、ユウナの柔らかい体をそっと抱き締める。
俺の好きなユウナの匂いが、俺を幸せな気分にさせてくれた。
そのとき、俺は思ったんだ。
ずっとずっと、ユウナと一緒に居たい。
そして、俺はきっと……ずっとユウナと一緒に居られるんだ……。
そんな根拠のない自信は、漠然とした不安の裏返しでもあった。
ユウナと出逢ったときユウナは、こう言った。
「……この子も、きっと死んじゃう……分かるんだ……あたし……」
最初は、そんなこと偶然だと気にも留めなかった。
しかし……。
ユウナには、人や動物の死が本当に分るらしい……。
俺は、本当は信じていなかったんだ。
そんなこと分かるはずがないって。
だけど……。