37


それから俺は、時間があればユウナと一緒に過ごすようになった。



時間があれば、夕方からユウナの部屋に行く。


そして、一緒に食事をして、テレビを見ながらのんびりと過ごした。



帰りが遅くなったときでも、俺はユウナの部屋に向かった。


自分の部屋に風呂のなかった俺は、風呂に入れてもらうという口実があったからだ。



風呂に入って、そして俺は自分の部屋には帰らずにユウナと過ごした。



ユウナの小さなベッドで、一緒に寝る。



ユウナは腕枕が好きだった。


甘えるように俺の胸にすがって、そして俺の首筋にキスをした。



俺は、ユウナの柔らかい体をそっと抱き締める。


俺の好きなユウナの匂いが、俺を幸せな気分にさせてくれた。



そのとき、俺は思ったんだ。


ずっとずっと、ユウナと一緒に居たい。


そして、俺はきっと……ずっとユウナと一緒に居られるんだ……。



そんな根拠のない自信は、漠然とした不安の裏返しでもあった。



ユウナと出逢ったときユウナは、こう言った。


「……この子も、きっと死んじゃう……分かるんだ……あたし……」



最初は、そんなこと偶然だと気にも留めなかった。


しかし……。


ユウナには、人や動物の死が本当に分るらしい……。



俺は、本当は信じていなかったんだ。


そんなこと分かるはずがないって。



だけど……。