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「じゃぁ……シュンさん……あたしの家に来てもらえませんか?」
えっ?
俺は、ユウナのそんな突然の言葉に唖然としていた。
「あたし……機械オンチで……昨日から、突然テレビがキレイに映らなくなってしまって……」
「……あぁ、了解! いいよ! 診てあげるよ!」
俺は、そんな言葉をユウナに返しながらそのとき内心ドキドキしていた。
ユウナの部屋に入れる……。
それだけで俺は、なぜかとてもワクワクしていたのだ。
俺のアパートを通り過ぎて数分歩くと、ユウナのアパートがあった。
こんなに近くに住んでいたなんて……。
俺は、そんな偶然を神に感謝した。
ユウナの部屋は、とても女の子らしくてきれいな部屋だった。
真っ白な部屋の壁とフローリング張りの床。
もちろんバストイレ付のワンルームだ。
そんなに広いわけではないが、独りで住むには十分な広さに思えた。
俺の住んでいるアパートとは全く違うな……。
俺は、さっそくテレビの様子を診る。
電源を入れると、14インチのブラウン管にノイズだらけの画面が現れた。
ふーん、まぁそうだろうなぁ……。
歩きながら想像していたとおり、この状態はアンテナの断線か接触不良だと思われた。
「プラスのドライバーってあるかな?」
テレビに付いていたアンテナ線を外して、アンテナプラグを分解する。
予想通り、同軸ケーブルが接点にうまく接触していないようだった。
俺は、ものの数分でアンテナ線を修理してテレビに繋いでみる。
「ほら、もう大丈夫だよ!」
「ホントだぁ! シュンさん、すごい!」
そのときユウナは、とてもかわいい笑顔を見せた。