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俺はカレンをゆっくりとベッドに押し倒す。


そして、溢れ出すカレンの涙を唇でそっとすくった。



カレンは、カノンを死なせてしまったと言う。


それは一体、どういう意味なのだろう……?



まさか、カレンが実際にカノンを殺してしまったということはないだろう。


だとしたら、カレンはカノンに何をしてしまったというのだ?



カレンは今、明らかに心に傷を負ってしまっている。



そしてそれは、きっと俺も同じなのだ。


俺は、カノンに酷いことをしてしまったのだから。



そして俺は、それだけじゃない。


俺が愛した、あの女を死なせてしまったように……。



どうしようもない不安や絶望は、ある一点を突き抜けた瞬間に俯瞰的に見ることが出来るようになる。


そして俺はいま、そんな状態なのだと思う。



俺は、不思議と冷静にそんなことを考えていた。



カレンは小刻みに体を震わせながら、ギュッと俺にしがみついていた。



俺は、やさしくカレンの髪を撫でる。


そして俺は、いつの間にか優しくカレンの耳たぶを噛んでいた。



「んっ……シュン……そばに居て……ギュッと抱き締めて……」


カレンの泣き顔が、俺の心を締め付ける。



そして同時に、俺は猛烈にカレンが欲しくなっていた。


きっと俺は……カレンにカノンの姿を重ね合わせながら……。