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「……カレン、分かったよ……俺は、君を信じる。それで?」
「……最初はびっくりしたけど、話してみるともっとびっくりしたの……」
「と、いうと?」
「性格はだいぶ違ったけど、何か気が合うっていうか……安心できるっていうか……」
「そうなんだ……それで?」
「カノンは家を出てたみたいなのね……だから一緒に住む事にしたの」
俺は、カレンの話を熱心に聞いていた。
そして、今一番気になっていることをカレンに訊くことにした。
それは、カレンにとっては不愉快なことなのかもしれない。
しかし俺は、そのことを訊かずにはいられなかった。
「カレン……今カノンは、どうしているんだ? 今も一緒に暮らしているのか?」
カレンは、また困ったような顔をして俺に言った。
「今は……一緒に居ないよ……出逢ってから少しして、カノンは少し変わったから……」
「変わったって? ……それは、いったいどんな風に?」
俺は、悪い予感がしていた。
その原因は、もしかしたら……!?
「明るかったカレンが、ある日から急に塞ぎこむようになったの」
「それって……いつのことだ?」
「9月の頭だったかな……あたしが出逢って、すぐのことだったの……」
俺は、頭を抱えていた。
それは、俺がカノンと出逢ったちょうど同じタイミングだったからだ。
「……それで、カノンはどうしたんだ? それからも君と一緒に?」
カレンは、ひとつ大きく息を吸って俺に言ったんだ。
「カレンは……」