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えっ?
俺は、カレンの言葉に驚いていた。
「…きっとカノンも喜んでると思うよ……」
それって、どういう意味だ?
それでも俺は、冷静にカレンに言った。
「違うよ…… 似てるからじゃないんだ。それに無理して好きになろうとしている訳じゃないし、さ……」
「嘘! そうなんだよ、シュン……自分では気づいてないだけなんだよ……」
俺は大きくひとつ息を吐いて、大きなベッドに腰を下ろした。
目を上げると、カレンが涙を流しながら俺をじっと見つめていた。
その顔は……カノンの顔だった。
「カノン……なんだろ? 本当は……」
俺は努めて優しい声で、カレンに言った。
カレンは首を左右に振りながら、そしてゆっくりと俺にこう言った。
「ごめん、シュン……あたし、嘘ついてたことがあるの……」
そうか……やっぱり、そうか……。
ベッドを立ち上がった俺は、カレンを強く抱き締めた。
「逢いたかった、カレン……いや……カノン!」
俺は、溢れ出すカノンの涙に口づける。
塩辛い涙の味が、俺の心を締め付けるような気がした。
そして俺は、カノンの唇を激しく奪う。
躊躇したように、カノンは俺の舌に自分の舌を絡めた。
「ずっと逢いたかったんだ、カノン! ずっと……」
カノンをゆっくりと押し倒した俺は、カノンの首筋にゆっくりと舌を這わせた。