18


「なぁ、カレン……今日は送るよ。家どこだっけ?」


カレンは、また困ったような顔をしていた。


そんなカレンの表情が、俺には堪らなく可愛かった。



そして、しばらくの沈黙の後にカレンは思い切ったように言った。


「……帰りたくないよ、シュンさん……」



俺は、そんなカレンの言葉に心が揺れていた。


そんな事言われると、帰したくなくなっちゃうぜ……。


でも、それじゃあ今までと同じになってしまう……。



俺はカレンの大きな瞳をじっと見つめながら言った。


「あのさ、カレン……俺だって君と一緒に居たいよ、ホントは……でも、さ……」


「でも……何?」



カレンは、少しだけ強い口調でそう言った。


今までのカレンとは、少しだけ雰囲気が違っていた。


俺は、少しだけ違和感を感じながらも言葉を続ける。


「俺は君を大切にしたいと思っている。でも、もしこのまま一緒に夜を過ごしてしまったら……俺は、我慢できなくなっちゃうからさ、きっと……」



少しだけ冗談交じりの雰囲気で、俺はカレンにそう言った。


そしてカレンは、ふぅとひとつ息を吐いて言ったんだ。



「いいよ、我慢出来なくなっても……どこかでシュンと二人きりになりたい……」


えっ?



俺はカレンのそんな言葉に柄にもなく動揺していた。


まさか……いや、そんなはずはない……。



でも……。


やはり、カレンは……!?