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「うーん……逢ったことないな……」


カレンちゃんは、ほんのりと頬を赤らめる。



うわっ、可愛い……。


しかし、この様子だとカレンちゃんはカノンではないようだ。


もしもカレンちゃんがカノンだとしたら、よっぽどの嘘つきか二重人格だよな……。



しかし、似ている……。


俺は、カレンちゃんの顔をマジマジと見つめる。



「うん? どうした、シュン。そんなにカレンちゃんのこと気に入ったの?」


タローがニヤニヤしながら、俺を肘で小突く。



「あぁ……マジで可愛いな……」


俺は、ボーっとしながらそんな生返事を返す。



「へぇ、そうなんだぁ!」


エリちゃんも楽しそうに笑う。



「えっ……どうしよう、あたし……」


カレンちゃんは、顔を真っ赤にしながら俯いていた。


そして、上目遣いで俺を見た。



うわっ!


やばい! 可愛すぎる!



「じゃぁさ、俺の隣にはエリちゃんが座るから。シュンとカレンちゃんはそっちね!」


タローは、そう言って楽しそうに笑った。



俺は、それでも冷静に隣に座ったカレンちゃんを観察する。


やはり、カノンじゃないのか……。



俺はカレンちゃんに、気になっていたことを素直に聞いてみた。