10
「うーん……逢ったことないな……」
カレンちゃんは、ほんのりと頬を赤らめる。
うわっ、可愛い……。
しかし、この様子だとカレンちゃんはカノンではないようだ。
もしもカレンちゃんがカノンだとしたら、よっぽどの嘘つきか二重人格だよな……。
しかし、似ている……。
俺は、カレンちゃんの顔をマジマジと見つめる。
「うん? どうした、シュン。そんなにカレンちゃんのこと気に入ったの?」
タローがニヤニヤしながら、俺を肘で小突く。
「あぁ……マジで可愛いな……」
俺は、ボーっとしながらそんな生返事を返す。
「へぇ、そうなんだぁ!」
エリちゃんも楽しそうに笑う。
「えっ……どうしよう、あたし……」
カレンちゃんは、顔を真っ赤にしながら俯いていた。
そして、上目遣いで俺を見た。
うわっ!
やばい! 可愛すぎる!
「じゃぁさ、俺の隣にはエリちゃんが座るから。シュンとカレンちゃんはそっちね!」
タローは、そう言って楽しそうに笑った。
俺は、それでも冷静に隣に座ったカレンちゃんを観察する。
やはり、カノンじゃないのか……。
俺はカレンちゃんに、気になっていたことを素直に聞いてみた。