ロフトから、カノンが下りて来る。



「なんか怖いよ~あっ!下から見たら怒るからね!」


いつの間に着たのか、カノンは俺が脱いだ普段着用の白いYシャツを羽織っていた。



「昨日、散々見たから大丈夫だよ!」と、俺はカノンをからかう。



「もうっ!」


そう言いながらカノンは、恐る恐るアルミ製のハシゴを下りていた。



下着も身に付けず、裸にYシャツ姿か……。


まいったな……また欲しくなっちゃうぜ……。



ハシゴの最後の段からストンと飛び降りたカノンは、楽しそうに笑っていた。


俺はカノンの左手を取って、ゆっくりと抱き締める。



そのときカノンは「あっ……」と小さな声を漏らした。



こんなに小さかったっけ……?


カノンの背は、150cmも無いかも知れない。



ちっちゃい女は、大体カラダのバランスが悪いものだ。


たとえば、足が短かったり……。



しかし、カノンのカラダは奇跡的にバランスが良かった。


つまり、俺の好みにベストだということだ。



俺はカノンをゆっくりと回転させて、背中から抱き締めた。


170cmちょっとの身長の俺でも、カノンの頭に俺の頭が乗せられるくらいだ。



俺は少し前かがみになって、カノンの首筋に舌を這わせる。


カノンの汗の味がする……だが、イヤじゃな味だ。



「あんっ……くすぐったいよ、シュン……」


首を捻って、上目遣いにカノンは熱く俺の目を見つめた。