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亮ちゃんは、あたしのことを思って嘘をついてるんだよね?
あたしは、そうだと思っています。
じゃないと、亮ちゃんがあんなメールを送ってくるわけないもの。
もしかしたら……亮ちゃんのカラダのことなのかな?って……。
行田で、亮ちゃん倒れたでしょ?
それが、まるでママのときと同じだったから……。
もしかしたら、亮ちゃん……ううん。
言葉にするのが怖い……。
亮ちゃん、あたしは信じています。
信じて亮ちゃんのこと、ずっと待っています。
亮ちゃんが、あたしを必要としてくれることを。
亮ちゃんが連絡してくれることを、ずっと……。
なつこ
俺は、夏子のためにどうするのが一番良いのだろう?
一番良いのは、きっと……。
俺が健康で、夏子と一緒にずっと一緒に居られることだとは分かっていた。
だけど、それが出来ないとしたら俺は……。
亮二は、夏子からのメールを何度も読み返しながら葛藤していた。
そして亮二は、ひとつの決断をしたのだ。