83
それは、夏子からのメールだった。
件 : 亮ちゃん!
昨日は、ありがとう。
一緒に小さな旅をしたみたいで楽しかったよ。
戸籍のことは、今は亮ちゃんの胸の中にしまっておいてください。
そのうち、いつか知りたくなったらあたしに教えてね。
亮ちゃん……本当に、ありがとう。
あたしに出逢ってくれて、ありがとう。
ホントのことを言うとね、今までの人生はとても寂しかったの。
でも、これからは違う。
だって、亮ちゃんがいてくれるから……。
亮ちゃん、体に気を付けてずっと夏子と一緒にいてね。
あたしは、ずっと亮ちゃんのそばにいたいから。
またメールするね!
お仕事がんばってください。
なつこ
溢れる涙を拭きながら、そんな夏子からのメールを亮二は何度も読み返す。
俺は、どうすればいい?
夏子!