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亮二のカラダを春子が優しく包む。


そして春子のカラダは、ゆっくりと亮二とひとつに溶け合って行った。



そのとき亮二は、とてつもない安心感に包まれていた。


安心感というのか、それはとてつもない安らぎだった。



亮二の意識の中に、スッと春子の意識が入って来る。


頭の中で感じる、すぐそばに春子がいる感覚。



俺は、ずっとこんな感覚が欲しかった……。



春子を感じながら、亮二は間違いなく癒されていた。



「亮ちゃん……これからわたしが言うことを良く聞いてね……」



亮二のカラダ全体を優しく包み込むような春子の言葉が、亮二の頭の中に直接響いていた。



「誰かのためを想って真剣に願えば、願いは叶うの。だけど……」


「だけど? だけど、何? 春子……」


「その代償は……必ずやって来る。だから……」


「だから?」


「だから……本当に大切なタイミングでそれを願って欲しいの……本当に大切なタイミングのときだけに……」


「………」


「わたしは、真剣に願ったの……夏子と、亮ちゃんの幸せを……そして、わたしは……」



そのとき突然、亮二の目の前に光が走った!



カラダがフワッと浮くような感じ……。


そして、亮二の意識は急激にハッキリし始めていた。