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『押し隠す、君への想い』
スッと流れる、夜風を感じながら。
ぼくは、山手線のホームで立ち止まる。
相変わらずマスクは暑いから。
そんな爽やかな夜風が、とても心地良かった。
こんな夜には、本当に。
君に、逢いたい。
ぼくは、電車の到着を待ちながら。
そんな想いを、押し隠す。
また、君と逢える日を心待ちにしながら。
君の笑顔を、思い出しながら。
ぼくは、ホームの屋根の間に見える夜空を。
ただ、じっと見上げた。
伝えられない君への想いを。
マスクの下に、押し隠しながら。
『押し隠す、君への想い』
了