39


『マスクと君への想い』



この季節にマスクをしなくちゃ、なんて。



ぼくは、予想もしていなかったこんな事態に。


少しだけ困惑していたんだ。



暑くて蒸れるマスクが。


ぼくの呼吸を、少しだけ苦しくする。



予想もしなかった、と言えば。


君とぼくの関係も、そうなのかもしれないね。



偶然の積み重ねと。


お互いの、ちょっとした心の動きが。



今の、ぼくたちを作っている。



人ごみを離れた、ぼくは。


マスクを外して、大きく深呼吸をする。



だって、呼吸の苦しさが良く似ていたから。



そう。


ぼくの、君への想いに。



君の全てを、本当に大切に想う。



ぼくの想いに、良くね……。



『マスクと君への想い』