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『ただ、包み隠そうとして』



久し振りに書かれた、君のブログを読んで。


ぼくの心は、一瞬だけザワザワする。



あの頃の、君を思い出しながら。


ぼくは、フッと笑ってみせた。



ぼくの、心の中に残った君との思い出は。


ずっと、変わらずに。


ずっとずっと、美しいままなんだ。



タイミングと順番が。


ただ、違っていただけで。



君とぼくは、きっと特別だったはずなのに。



だけど、きっと君との別れは。


間違いなく、ぼくの運命だったんだよね?



ぼくは、微笑みながら。


スッと消したんだ。



忘れられるはずのない。


君が言った、別れの言葉を。



君との、幸せな思い出で。


ただ、包み隠そうとして。



『ただ、包み隠そうとして』